1983-05-19 第98回国会 衆議院 社会労働委員会 第10号
○大谷政府委員 第三十条の七で「都道府県知事は、医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合には、病院を開設しようとする者又は病院の開設者若しくは管理者に対し、都道府県医療審議会の意見を聴いて、病院の開設その他必要な事項に関して勧告することができる。」こういうふうになっております。 それから、公的病院につきましては、従来の公的病院病床規制の条文をそのまま残す、こういうことにしているわけでございます
○大谷政府委員 第三十条の七で「都道府県知事は、医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合には、病院を開設しようとする者又は病院の開設者若しくは管理者に対し、都道府県医療審議会の意見を聴いて、病院の開設その他必要な事項に関して勧告することができる。」こういうふうになっております。 それから、公的病院につきましては、従来の公的病院病床規制の条文をそのまま残す、こういうことにしているわけでございます
○大谷政府委員 病床の規制につきましては、地域医療計画の中で基本的に都道府県が決めることになっているわけでございますが、国といたしましては、国におきます医療審議会の御論議をいただきまして、それの基本となるべき標準値を示すという考え方をいたしているわけでございます。
○大谷政府委員 確かに先生御指摘のように、現在の病院、診療所のあり方でよいのかという点はございます。この問題につきましては、非常に長期的、多面的な検討を要する問題でございまして、私どもといたしましてはこの問題に取り組みたいというふうに考えておりますが、先ほど大臣も申されましたように、地域医療計画によりまして現在の地域医療の姿勢を正す新しいシステムを図る、こういうことにいたしますが、当面、当然のこととして
○政府委員(大谷藤郎君) 当面その考えはございませんが、先ほども申しましたように、WHOあるいは国内におけるいろんなデータから推しまして、私どもとしてはこれは安全性が確保されているというふうに考えておるわけでございますが、なお先生御指摘のようないろんなデータがあるといたしますれば、これにつきましては十分注意をいたしたいというふうに考えるわけでございます。
○政府委員(大谷藤郎君) 虫歯予防のために弗化物を応用する、歯面の局所応用を行うということにつきましては、WHOにおいてもこれを世界的に勧告をいたしておりまして、諸外国においても広く活用されておりまして、その有効性と安全性については私どもとしては確認されているというふうに考えているわけでございます。 もちろん、虫歯を予防するためには、単に弗化物を応用するだけに頼るというのではなく、やはり日ごろの正
○政府委員(大谷藤郎君) 日弁連の御意見もありますが、私どもといたしましては保護者等の御意見も承りましてこれを実施いたしておりまして、その点につきましては問題がないというふうに考えているわけでございます。
○大谷政府委員 わが国の医療の体制は、明治以来民間医療機関というものが歴史的に相当な機能を果たされてきたわけでございます。戦後、公立あるいは国立機関の整備が進んでまいりました。しかし、先ほど大臣が申されましたように、必ずしも全国で整合性を持ってそれが完全に配置されているというふうなわけにはなかなかまいっておらないわけでございます。しかも一方では医療需要が多様化してまいっておりますし、医学、医療というものが
○大谷政府委員 目が見えない、あるいは耳が聞こえない等の絶対的な欠格事由を緩和するという問題につきましては、これらの事由を定めておりますところの各職種の行う個々の業務というものを考えまして、また一部の関係団体にも意見を聴取いたしまして、先生の御指摘もございましてこれまで検討を行ってきたところでございます。 現在、医師等の医療関係職種におきましては、目が見えない者、あるいは耳の聞こえない者及び口のきけない
○大谷政府委員 救急医療のため休日または夜間の診療に従事した医師が地方公共団体等から支給を受ける報酬につきましての課税の取り扱いにつきまして、先生からも御指摘がございまして、私どもとしても、この点につきましては、救急医療の重要性という観点から、五十五年度から毎年、御指摘の趣旨に沿いまして税制改正要望を実は行ってきたところでございます。五十八年度の税制改正要望につきましても、この問題につきまして要望いたしておるところでございます
○政府委員(大谷藤郎君) 医療法人自身がそういうことをやっているといたしますれば、これは明らかに違反しているわけでございますが、この間の事実関係につきましては、もう少し把握をいたさなければならないのではないかというふうに考えるわけでございます。
○政府委員(大谷藤郎君) 宗教法人の事実につきましては、私どもとしてもできる限りその事実を把握したいと存じますが、現在のところ把握いたしておりませんので、まことに残念に存じます。
○政府委員(大谷藤郎君) 先生の御指摘のような件につきましては、厚生省といたしまして事実関係を把握をいたしてはおりませんが、もし、そのようなことが事実であるとすれば、まことに遺憾なことと存じます。
○政府委員(大谷藤郎君) 自治体病院が地域医療の中核を担っておられるという点で、医師の確保ということは不可欠のことでございます。しかしながら、不可欠と申しましても、そういった点で大変な御無理をされているということにつきましては遺憾なことであると存じます。 厚生省といたしましては、僻地の医師問題につきましては、過去もう三十年来にわたりまして僻地中核病院あるいは僻地診療所への医師派遣の問題でありますとか
○政府委員(大谷藤郎君) やはり先ほど申し上げましたように、この問題につきましては現在いろんな点から研究中であるというのが私どもの考えでございまして、まだその時期ではないというふうに考えているわけでございます。しかし、医学の進歩によりまして、その問題については、先ほど大臣も申されましたように、専門家の方々の御意見を聞いてやはり検討すべき時期が来れば検討しなければならないというふうに考えるわけでございます
○政府委員(大谷藤郎君) 先ほど来大臣からも御答弁がありましたように、この問題につきましてはいろいろな問題がございまして、学会等におきましてもいろんな面から十分検討を加えた上で行うということになっております。したがいまして、現在の段階では研究の段階ということでございますが、技術の開発、先ほど先生もおっしゃいましたように、たとえば着床率につきましてはわずか八%、あるいはその他流産等の危険性は非常に多いわけでございまして
○政府委員(大谷藤郎君) スモン患者につきましては私どもの国立療養所の難病病床を利用いたしまして、できる限り御希望に沿うように入院をしていただいているわけでございますが、各施設に非常に数が少のうございまして、それだけのための特別養護老人ホームというのはいかがかと存じますが、国立療養所といたしましては難病病床あるいは老人病床等に関連いたしまして、できる限り特別養護老人ホームというものを都道府県市町村であわせて
○政府委員(大谷藤郎君) 私の聞いておりますのでは、待機患者がいて入れないということはないというふうに理解をいたしております。
○政府委員(大谷藤郎君) ばらばらでもよいということは、結論的にはそういうことになるかもしれませんが、当然ばらばらな結論にいたしましても、医学界の通念というものが当然ございますから、その通念に従って行われていくべきものであるというふうに考えているわけでございます。 なお、この脳死と、従来の古典的な死というものとの関係につきましては、厚生省で臓器移殖の研究会というのを組織いたしまして、専門家の方々に
○政府委員(大谷藤郎君) 先生が厚生省はどう考えているかということでございますが、私どもといたしましては、これはやはり医師による医学的判断による固体の生命現象の終結ということが死亡であるというふうに考えておりまして、従来からの概念からすれば、先ほど申しました古典的な三つの条件にはまる場合に死亡というふうに言われているわけでございますが、アメリカ等では脳死をもって死亡とするというふうに、先進諸国におきまして
○政府委員(大谷藤郎君) 死亡という事実は、人間の体のどの時点を指すのかということでありますが、人間の体は細胞から成っております。細胞がさらに組織、内臓になっております。またその組織、内臓が全個体を構成しているわけでございます。その場合に、どの部分が死んだ場合に死と言うのかということになるのでございますが、一般的には、不可逆的な死亡に至る時点が死亡であるというふうに一般的には考えられます。したがいまして
○大谷政府委員 先ほど大臣が申し上げましたように、一日も早く国会に提出いたしたいということで関係方面と話し合いをしている最中でございまして、この問題につきましては、私どもとしてもまだ検討をしているところでございます。
○政府委員(大谷藤郎君) 先生のような御意見もあるかと存じますが、先ほども申し上げましたように、現在その作業を進めている最中でございまして、そういった点につきましても検討をさしていただきたいと存じます。
○政府委員(大谷藤郎君) 先ほど大臣も申されましたように、案をできるだけ早く詰めるということでただいま作業中でございますが、先生のような御趣旨の、地域の実情に配慮して十分コンセンサスを得られるような仕組みにいたすように、できるだけ事務的に努力さしていただきたいと存じます。
○政府委員(大谷藤郎君) 医学的立場と倫理的立場とあろうかと思いますが、医学的立場から申しますならば、妊娠の成功率が非常にむずかしい、低いという問題でありますとか、あるいは奇形、染色体異常等についてのデータというものが本当にあるのかどうなのかというふうな問題等、昭和五十三年に初めてステプトーが英国でやりましてからこれが初めてで、世界で二百例くらいというふうに聞いておりますが、長期の追跡例というふうなことにつきまして
○政府委員(大谷藤郎君) がんにつきましては、先生御指摘のように、ふえておりますが、その中身につきましては、たとえば胃がん、子宮がん等は減少をしておる、あるいは肺がんその他のがんがふえているというふうな状況がございまして、これも一概にその原因について申し上げるような状況ではございませんが、いずれにいたしましても環境等あらゆる面からの予防に対する研究が必要であるというふうに考えております。 また、それにつきまして
○政府委員(大谷藤郎君) 定位脳手術といいますのは、脳の局部を目指してこれを破壊する手術でございます。そのうち特に一番多いのは視床という部分でございますが、その視床を破壊するというのが一番多いので、正確に申しますと定位視床破壊術と言う場合が非常に多いわけでございます。
○政府委員(大谷藤郎君) 現在こういった症状に対します決定的な治療法というのはございませんで、そういったいろんな療法を組み合わせて行う、たとえばLドーパ等も使用いたしておりますとだんだん効かなくなってくるばかりか、ほかの副作用があらわれてくる、こういうふうなことでございまして、そういった手術療法と併用するということでございます。 なお、脳の手術は単に定位脳手術だけではありませんで、脳腫瘍の場合には
○政府委員(大谷藤郎君) 脳の視床を破壊いたしまして、いわゆるふるえでありますとか、筋肉の緊張でございますね、これを緩解させる、こういう手術でございます。 それで、かつて薬がございません当時はこの方法が唯一の手術、唯一の治療の方法でございましたんですが、Lドーパというふうな薬が開発されましてから、この薬に非常に期待がかけられたんでございますけれども、現在ではこういった薬物療法とこの手術を両方併用するというのが
○大谷政府委員 確かに園田厚生大臣が前向きの御答弁になっておりまして、私どもといたしましてもそれを受けて文部省との間で協議を進めてきたところでございます。また、この問題につきましては将来慎重に十分な検討をしていかなければならないということで、研究班も設けましてそちらの方でも御審議をいただいておるところでございます。
○大谷政府委員 もう先生がむずかしいと言われるのは私もよけいにわからないようなものでございますが、一応厚生省といたしましては、医師として具有すべき基本的な知識及び技能についての資格に関するということでやっておりますが、この試験の批判はいろいろございます。実は、国家試験改善委員会というのを昨年から設けまして、順天堂の懸田前学長でございますが委員長になっていただきまして、いま根本的にいろいろ改革をしたいということでやっておりますので
○大谷政府委員 老人痴呆の問題は、厚生省の各局にまたがっている問題でございますが、私個人の考え方も若干ありますが、基本的には、老人痴呆といえども、いろいろ程度がございますから、軽いものは在宅になじめば本来は在宅の方がよろしいのではないか。しかしながら、一番重い、たとえば放浪するとか放火、被害妄想、興奮というふうな状況のものにつきましては、厚生省としては、一応これは精神病院の中の老人病棟というものに収容
○大谷政府委員 まず、専門委員会を中央に設置したらばどうかというお尋ねでございますが、先ほど先生もお話しのように、私どもといたしましても、予防、治療、研究といった面から総合的な対策を推進するという考えで、全く先生と同じ考えで進んでおります。その場合に、その対策を進めるに当たりましては、現在、日本腎臓学会あるいは日本移植学会等の関係学会、腎研究会、人工透析研究会あるいは透析医会等の専門団体等に、随時私
○大谷政府委員 先生ただいま御指摘のように、歯科医師数につきましては従来、歯科大学の増設あるいは定員増というふうなことを図ってまいりまして、確かにトータルとしては五十二というふうになってきたわけでございます。しかし、先ほども先生からお話がございましたように、地域別あるいは領域別あるいはそういうふうな観点からいけば都市集中といったふうなことがございまして、全体としては相当いい線に来ているわけでございますけれども
○大谷政府委員 先生御指摘の機関は恐らくがん集学的治療研究財団のことであろうかと存じます。がん集学的治療研究財団は薬物療法あるいは放射線療法、いろいろながんの療法を集学的に研究しようという目的で設立された財団でございまして、個別の薬というよりは、むしろそういった既存のテクニックを組み合わせることによりましてがんの治療を図ろう、こういう目的で設立されたものでございますが……(小林(進)分科員「出資者」
○大谷政府委員 五十六年末で医師数は十七万人、人口十万対百四十五という数字でございますが、私どもの推計では、二十一世紀には十方対二百十になるというふうに考えております。しかし現在、私どもはかつて人口十万対百五十ということを目途に整備を進めてまいったのでございますが、現在において必ずしもこれが過剰であるというふうには考えられないと思っております。しかし、先ほど申しましたように二十一世紀に二百十になるといたしますれば
○大谷政府委員 まず無医地区について申し上げますが、これは自治医科大学はもちろんそういうことを一つの目的といたしておりますが、自治医科大学だけではなく、その他、修学資金の貸与でありますとか僻地勤務医師の紹介あっせん事業でありますとか、あるいは無医地区を単に点としてとらえるのではなしに広域圏としてとらえまして、いわゆる僻地中核病院としてこの無医地区をカバーしようというふうな考え方でありますとか、いろいろな
○大谷政府委員 わが国の医療供給の体制につきましては、トータルで見ますと大体欧米先進諸国の水準に達しているというふうに考えられるわけでございます。施設につきましても、マンパワーにつきましてもそういうふうに考えられるわけでございます。しかしながら、地域の問題あるいは診療機能等の問題その他、部分的な問題につきましては、過剰の部分もあれば不足の部分もあるというふうに、実態に即しますと必ずしも十分国民の皆様方
○大谷政府委員 これにつきましては、がんセンターは病院あるいは研究所等、過去十年来建設を進めてきているわけでございまして、昨年一応完了いたしましたので予算が減っているわけでございます。
○大谷政府委員 先ほどから大臣が申し上げましたように、予防、研究、施設整備の三本柱で、予算書では特別会計予算の中にそれぞれ分かれて予算が計上されております。先生御指摘のように、がんセンター等につきましては病院経営費の中で予算が組まれているわけでございます。
○大谷政府委員 人にはそれぞれ資質がございまして、私ども、色覚異常につきましてはやはりそういった資質の一つであるというふうに考えておりまして、これをもってその人の第一条件とするような考え方は誤りであるというふうに考えておるわけでございます。
○大谷政府委員 文部省の学校統計によりますと、高等学校の男で三・七八%、女で〇・一四%、小学校等のパーセントで推計いたしますと約三百万人と言われております。
○政府委員(大谷藤郎君) うつ病につきましては、私どもといたしましては精神衛生対策といたしまして一般的な施策でやっているわけでございます。しかし、御指摘のような高血圧に対します降圧剤によるうつ病というのは確かにあることはあるんでございますが、非常に例数が少ないというふうなことございまして、従来から余り実は注目しておらなかったわけでございますけれども、確かに先生御指摘のように、たとえばうつ作用を起こす
○政府委員(大谷藤郎君) 自殺の原因につきましては学問的にいろいろ行われておりますが、特に降圧剤等によります自殺の原因につきましては、特段行政としては調査はいたしておりません。
○政府委員(大谷藤郎君) これは毎々国会でも御指摘いただいておりますように、立入検査でございますとか、そういった問題がなかなかできにくい。これは東京都で結果を呼んで聞くと、こういうふうな形になっておりますような観点もあるかと存じます。
○政府委員(大谷藤郎君) 使途の解明につきましては、都を通じまして努力をいたしておりますが、もうひとつむずかしい点がございまして、私どもといたしましては、前回御答弁申し上げましたようなそういった事実につきまして、正確にはなかなか確認できないと、こういうところでございます。
○政府委員(大谷藤郎君) 私からちょっと事務的なことを申し上げまして、あと大臣から御答弁いただきたいと思います。 都病院の競売の問題につきましては、ただいま先生がおっしゃいましたように、今後とも病院経営の円滑な継続が確保されるように東京都と緊密な連携をとって努力をしてまいりたいと存じております。特に競売に対しましては、入札者の対象を医療を継続できるものに限るという条件が今後とも付せられるように東京地裁
○大谷政府委員 先ほど大臣が申されましたように、北野早苗理事長が、無資格で超音波映像装置をもちまして診断を行っていたとの疑いで埼玉県警に逮捕されました。また、この無資格診断に基づきまして不要な手術が行われていたのではないかという疑いが持たれました。このために、埼玉県は、同年九月に四回にわたりまして医療法上の立入検査を行い、また同年十月には、厚生省及び埼玉県が共同の保険監査を実施いたしました。 これらの